先日、Movable TypeのメリットやMTとMTOSの違いの解説記事を書きましたが、今回はMovable TypeとMovable Type Open Source(MTOS)のインストール方法を解説していきたいと思います。
今回はエックスサーバーを利用してMovable TypeとMovable Type Open Sourceをインストールしていきますが、他のレンタルサーバーでも似たような方法でインストールが可能ですので、是非、参考にしてください。
まだサーバーを選択されていない方はサーバー比較。失敗しないサーバー選びの記事を参考にしてみてください。
上記のサーバーは全てMovable TypeやMovable Type Open Sourceがインストール可能になっています。
なお、エックスサーバーでは一部、手動でcgiファイルを作成しなければならないところがありましたので、そちらも解説致します。
エックスサーバーでのMT5.2のインストールにハマってしまっている方は、是非参考にしてみてください。
Movable TypeとMTOSインストールの手順
Movable Type(MTOS)を手動インストールする
Movable Type(MTOS)の入手
まずはサイトにて、お好みのMovable Type、Movable Type Open Sourceをダウンロードします。
ダウンロード先
- Movable Type(個人無償):http://www.sixapart.jp/movabletype/license/personal.html
- Movable Type(商用):https://www.sixapart.jp/inquiry/movabletype/trial.html
- Movable Type Open Source:http://www.movabletype.jp/opensource/
今回の記事ではMovable Typeの個人無償ライセンスをダウンロードしてインストールしてみます。
ダウンロード先へ飛んで、[個人無償ライセンス ダウンロードページ]をクリックします。
規約をよく確認した後、メールアドレスを入力して、[上記に同意して申し込む]をクリックします。
お好きなVer.のMovable Typeを選択してダウンロードします。
今回は最新版のVer.5.2をダウンロードしました。
ファイルのアップロード
ダウンロードしたMovable Typeを解凍します。
今回はわかりやすく、デスクトップに解凍してみました。
FTPクライアントを使い、任意のディレクトリに中身を全て転送させます。
今回は/public_html/mt/というディレクトリを作成し、転送させます。
今回はFileZillaを使って転送しました。
ファイル数が非常に多いので、FFFTPだと途中で失敗してイライラするかもしれませんので、FilleZillaのご利用をお勧めします。
パーミッション変更
ファイル名▽と書かれた下向き三角をクリックして、ファイル名でソートします。
そして、拡張子が.cgiになっているファイルを全て選択して右クリックします。
そして、右クリックをして、[ファイルパーミッション]を選択します。
エックスサーバーではcgiファイルはパーミッション700で動作します。
セキュリティ的に強いのは700>705>755の順番になります。
セキュリティを高めるために700にしましょう。
700で動作しないサーバーなら705。705でも動作しないサーバーなら755とすると良いでしょう。
同じように、 [mt-static]というディレクトリのパーミッションも変更します。
エックスサーバーでは[mt-static]は705に設定します。
705で動作しないサーバーの場合、777にしてください。
MySQLの設定
データベースの追加
まず設定対象のドメインの変更というボタンの上にある下向き三角をクリックして、設定対象ドメインの変更をクリックします。
現在の設定対象ドメイン:がMovable Typeのインストールしたいドメインになっているのを確認したら、MySQL5設定をクリックします。
MySQL5設定の画面に入りました。
[ MySQLの追加 ]をクリックします。
今回はアカウント名_mt1 としました。例:example_mt1
フォームにmt1と入力し文字コードUTF-8を選択したら、MySQLの追加(確認)をクリックします。
[MySQLデータベースの追加(確定)]をクリックしたら、データベースの追加完了です。
ユーザーの追加
次にユーザーを追加します。
[MySQLユーザの追加]をクリックし、ユーザIDの発行の設定を行います。
MySQLユーザID:アカウント名_mt1
ホスト名:自動であなたの使えるホストが表示されていると思いますので、特に編集する必要はありません。外部のMySQLサーバを使う際に必要になります。
ホスト名は後のインストールの時に必要になりますので、メモしておくと良いでしょう。
パスワードを入力し、確認用のパスワードも入力したら、[MySQLユーザの追加(確認)]をクリックします。
その次に[MySQLユーザの追加(確定)]をクリックしたら、ユーザの追加完了です。
MySQL5設定の[ MySQLの一覧 ]をクリックし、アクセス権未所有ユーザの下向き三角をクリックして、先ほど作った(アカウント名_mt1 )を選択して、[追加]をクリックします。
ここまで設定が完了できたら、次はインストール作業です。
インストール作業
ファイルを編集したディレクトリにアクセスしましょう。
今回の例ですと、http://example.net/mt/になります。
アクセスしたら[Movable Type システム・チェック(mt-check.cgi)]のリンクをクリックします。
画面の一番下までスクロールさせて、Movable Typeを利用できます。 と書かれていたら、インストール要因を満たしていますので、一旦、http://example.net/mt/に戻りましょう。
次にMovable Type にサインイン という青いボタンをクリックします。
言語を選択し、開始をクリックします。
しかし、エックスサーバーの場合、開始をクリックしてもウィザードが進みません。
どうやら、エックスサーバーはインストールウィザードに対応していないようです。
ですので、mt-config.cgiを自分で作成することにします。
mt-config.cgiの作成
CGIPath http://yourdomain.com/mt/
StaticWebPath http://yourdomain.com/mt/mt-static
ObjectDriver DBI::mysql
Database yourid_mt1
DBUser yourid_mt1
DBPassword yourpassword
DBHost mysql99.xserver.jp
DefaultLanguage ja
上記を内容をテキストエディター等で、mt-config.cgi というファイル名で保存します。
yourdomain.com は貴方のドメイン名に書き換えてください。
yourid_mt1 はMySQL5設定で作ったDB名に書き換えてください。
yourpassword はMySQLのユーザーのパスワードに書き換えてください。
mysql99.xserver.jp はあなたの使っている先ほどメモしていたMySQLのホスト名に書き換えてください。
Movable Typeを転送したディレクトリにもう一度アクセスします。例:http://example.net/mt/
サインインすればこの画面になると思います。
- ユーザー名
- 表示名
- 電子メール
- パスワード
- パスワード確認
上記の内容を入力したら、[次へ]をクリックします。
- ウェブサイト名
- ウェブサイトURL
- ウェブサイトパス
- テーマ
- タイムゾーン
上記を設定し、[インストール]をクリックします。
インストールが完了したら[Movable Type にサインイン]をクリックします。
以上でインストールは完了です。
お疲れ様でした。
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