Googleアナリティクスの流入キーワードを見ていると、「ブログを開設して1年が経ったが検索にヒットしない」といった文脈の検索キーワードでアクセスしてこられた方がいらっしゃいました。
商売やアフィリエイトで儲けるために開設したのか、完全に趣味のブログとして運用するために解説したのかはわかりませんが、アクセスがあるだろうという目論見は外れたということなのでしょう。
今回は、いつになっても検索にヒットしないサイトやブログはどのような問題点を抱えているのか考えて行きたいと思います。
検索にヒットしないサイトが抱える問題点
ページが正しくインデックスされていない
- 検索に一切ヒットしない
- 検索にほとんどヒットしない
上記の2つの状態はよく似ていますが、一切ヒットしないのと、ほとんどヒットしないのでは大きな差があります。
まずはページがインデックスされているかを調べましょう。
「インデックスされる」とは、Web上に公開したコンテンツの内容が検索エンジンのデータベースに登録された状態のことを指します。
インデックスされない限り、ユーザーがどのように検索しても、そのページがヒットする可能性はゼロになります。
インデックスされているかどうかを調べる方法
site:example.com
と検索します。(example.comはあなたのサイトのURLに置き換えてください)
検索結果に公開している記事の多くが表示されているようでしたら、インデックスはされています。
必ずしもすべてのページがインデックスされているとは限りませんが、あらかたインデックスされているのならば、他に問題があると考えられそうです。
インデックスされていない場合や、ほとんどインデックスされていなかった場合
- robots meta タグでnoindexになっている
- robots.txtでクローラーをブロックしている
- rel=”canonical”でおかしなURLを指定している
<head>セクションに<meta name=”robots” content=”noindex,nofollow” />といった内容の記述が行われている場合、検索エンジンはそのページを検索結果に表示させません。(インデックスしません)
ご自身で間違えて設定する可能性はほとんど考えられませんが、制作会社が作成する際にページのテストのために記述ことがあるのですが、引き渡しの際にnoindexの宣言を外し忘れるというミスがたまに見られます。
また、rel=”canonical”の使い方をよく理解しておらず、すべてのページからトップページへとrel=”canonical”を向けることにより、トップページ以外のページが全くインデックスされないという事故もあるようです。
ペナルティを受けている
ブログを開設して1年が経っているのに、一向に検索に引っかからないとしたら、あなたのドメインを過去の所有者がペナルティを受けたために手放してしまったものを掴まされてしまっている可能性があります。
Internet Archiveであなたのドメインに過去の所有者がいなかったかどうかを確認してみましょう。
もし、過去の所有者が存在した場合、スパムサイトとしてペナルティを課せられ続けている可能性があります。
良いドメインが空いていたから取得したものの、実は過去の所有者が存在している中古ドメインだったということは珍しくはありません。
私が過去に取得したドメインも、よく調べてみると過去に別の所有者がいた中古ドメインであったこともありました。
私の場合は運良く(?)スパムなどとは無縁の、ただ捨てられただけのドメインでしたので悪影響はありませんでしたが、使い捨てられるドメインの中にはスパム行為がバレて検索エンジンから抹殺されたことによる放棄も数多くありますので、注意が必要です。
出来れば、ドメイン取得の際には過去の使用履歴がないか、Internet Archiveで調べておくことをおすすめします。
過去の使用者が手動ペナルティを課せられていた場合には、ウェブマスターツールを登録すればGoogleからメッセージが届くはずですので、ドメインの所有者が変わったことをGoogleへ送信して手動ペナルティを解除します。
コンテンツの重要部分が画像ファイル等になっている
重要なコンテンツ部分が画像ファイルで構成されている場合、検索エンジンはコンテンツの内容を理解することが難しくなります。
検索エンジンは文字を読むことはできても、画像に何が書かれているかは上手に理解できないからです。
理解ができませんので、何がテーマなのか検索エンジンに伝わりませんので、検索順位が低くなりがちです。
ほとんどの検索クエリに対して、答えることができなくなりますので、検索されてもヒットしない、もしくは、ヒットしたとしても相当に検索順位が低くなるということになります。
画像主体で構成させる場合は、alt属性に画像に書かれた内容を記述したり、テキストでもコンテンツの内容を解説するようにするといいでしょう。
コンテンツの内容が薄い
コンテンツの内容が薄い場合、検索エンジンにインデックスされたとしても、様々なキーワードでの検索順位が低くなってしまいますので、ほとんど検索に引っかからないという状況になります。
例えば、
「今日は朝7時に起きてコンビニで焼きそばパンを買って食べた。昼はソーメンを食べた。夜はファミレスでハンバーグを食べた。」
といった薄い内容の日記があったとします。
こんな薄い内容のコンテンツを上位表示させても誰も幸せになりませんので、
- コンビニ
- 焼きそばパン
- ソーメン
- ファミレス
- ハンバーグ
といったキーワードで上位表示するはずもありませんので、アクセスはほとんど期待できないでしょう。
今日は朝7時に起きてコンビニで焼きそばパンを買って食べた。昼はソーメンを食べた。夜はファミレスでハンバーグを食べた。
という完全一致で検索すればヒットするかと思いますが、そのような長い完全一致のキーワードで検索するユーザーはいませんので、やはり、アクセスは期待できません。
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