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本当に内部リンクにrel=”nofollow”は不要なのか

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かつてはリンクの数を制限すると、1つのリンクに対して流れるリンクジュース(ページランク、PR)を制御することが可能でした。

例えば1つのページが持っているPRが10ポイントだと仮定すると、そこから5本リンクを打つと5つのページに対して2ポイントづつ均等にページランクが分配されていました。
(数字は概念上のもので、実際の数値とは異なります)

そこで、5本リンクを張る際に、リンクジュース(PR)を流したいページに対してリンクを張り、流したくないページには全てrel=”nofollow” をつけるという手段が編み出されました。

PageRankスカルプティングという古い手法です。

例えば上の例でいえば、リンクジュースを流したいサイトが一つ。残りの4ページにrel=”nofollow” をつけることにより、1つのサイトに10ポイント。残りのサイトには0ポイントのリンクジュースの配分となるといった感じです。

しかし、Google検索エンジンのアルゴリズムが変更されたことにより、rel=”nofollow” がついたページにはページランクは渡らない。そして、渡らなかった分のページランクは消滅する仕様になりました。

つまり、5本リンク(うち4本はrel=”nofollow”)の場合、1つのページに対して2ポイントのページランクが渡り、残りの4ページに渡るはずであった8ポイントはrel=”nofollow” であるので、消滅してしまいます。

PageRankスカルプティングはもはや使えなくなってしまいました。

では、内部リンクにrel=”nofollo” を付ける意味は全くないのであろうか。

あくまで私の見解ですが、まだまだ、使い道はあると考えています。

なお、rel=”nofollow”についての詳しい解説はrel=”nofollow” 属性の解説とその使い方の記事をご覧ください。

2015年4月6日追記:今現在では、私個人としてはnofollowでリンクジュースをコントロールする手法は使っていません。満足行く結果が確実に再現できるわけではないですし、最近では有効性はあまり感じられません。但し、クローラーにとって不要なページヘのリンク、ウェブスパムを行っていそうな信頼性の低いサイトへのリンク、関連性が低いページヘのリンクなどは今でもnofollow付けるようにしています。

リンクジュースの流れ

リンクジュースイメージ画像

通常のリンクジュースの流れを図にしてみました。

Wordを起動するのは何年振りであろうかというレベルですので悪戦苦闘しておりまして、図がへぼいことはそっとしておいてあげてください。

このように、トップや記事間でリンクを張っておけばリンクジュースは流れて行きます。

Googleクローラーはそのリンクを辿り、ページをインデックスしたり、関連性などの評価を行うと考えられます。

rel=”nofollow” とは

「どうかこの先のリンクを辿らないでください」とGoogle検索botに指示する命令がnofollowです。
<meta name=”robots” content=”nofollow” />ですと、そのページ全体のリンク全てを辿らないよう指示しますが、辿って欲しいリンクと、辿って欲しくないリンクをリンクごとに分ける為に使うのがrel=”nofollow” です。
<a href=”http://example.net” rel=”nofollow”> といった感じで指定します。

301リダイレクトやrel=”canonical”を使えないシーン

外部リンクを獲得している場合

記事A、記事B、記事C共に「映画けいおん」の情報記事だったと仮定します。

ただし、内容は記事Aが「映画けいおん製作開始」という記事。
記事Bが「映画けいおん公開目前」という記事。
記事Cが「映画けいおん見てきた。感想」という記事です。

本来、映画けいおんで検索してきた方には記事Cを見てもらいたいです。

ですが、記事Aの「映画けいおん製作開始」の記事には当時のわくわくした気持ちが綴られており、記事Bの「映画けいおん公開目前」という記事では、楽しみで仕方ない熱い想いを綴っていて、記事Cの「映画けいおん見てきた。感想」という記事では、実際のレビューや映画館の情報、けいおんの特大パネルの前で記念撮影を行う戦友等の楽しい思い出が綴られています。

出来れば最新の情報を見てもらうほうがユーザビリティを考慮しても最善ではあるのですが、記事Aには外部のサイトからリンクを貰っており、検索しても最新の記事Cではなく、記事Aが上位表示されてしまいます。

こういう状態になった時に、どう対処するべきか。

いくつかの方法が考えられます。

  • 旧記事を削除し新記事に301リダイレクト
  • 全記事をまとめて301リダイレクト
  • あまり関連は高くないページではあるが他の記事から記事Cへ大量に内部リンクを集中させる
  • rel=”canonical” で記事Cを指定 ※これは注意が必要な施策です

これらの施策を行ったらどうなるか、シミュレーションしていきましょう。

旧記事を削除し新記事に301リダイレクト

この方法を使うと、記事Cが検索結果の上位に現われるでしょう。

ただし、記事Aや記事Bがなくなってしまうので、過去の情報を知りたかった人はアクセスができなくなります。

全記事をまとめて301リダイレクト

記事Aと記事Bの内容を記事Cにまとめて、記事A、記事BのURLから記事CのURLへ301リダイレクトを行います。

この方法の欠点は、文章を全て載せようとした際に、1ページの文章量が非常に多くなります。

私は1つの記事の文章が多くなる癖があるので、3記事分ともなると大変なテキスト量になってしまいます。

ページ分割をしてもいいのですが、どちらにせよ、カレンダーや日付アーカイブで当時の記事を探す人にとってユーザビリティを低下していることになります。

2015年4月5日追記:現在の私ならこの全記事をまとめて301リダイレクトという手法を選択します。ユーザビリティの低下はページ分割ではなく、記事のアンカーリンクで対応させます。

関連が高くな他の記事から記事Cへ大量に内部リンクを集中させる

他のページが持っているリンクジュースを流し込んで、上げたいページを上げる方法です。

しかし、「ドラゴンボール」のページから「けいおん」のページへリンクを張っても、ドラゴンボールを見に来た人からすれば、ユーザビリティを阻害していることにもなります。

また、ジャンル同士の関連性が低いので、Google検索エンジンが関連性が混乱するというか、関連性にノイズが入ることになります。

rel=”canonical” で記事Cを指定

これは若干危険な使い方になるかと思います。

本来、rel=”canonical” は重複ページが存在する場合に使用するものですが、重複もしていないのに指定するという裏技チックというか、力技というか、スパムチックな施策になります。

正しい使い方ではありませんが、現状では普通に通用するかと思います。

完全に別内容のページで試したことはないのですが
旧記事:オリジナル文章がコンテンツの半分で、残りの半分が複数のアフィリエイト広告(大量)
新記事:オリジナル文章がコンテンツの半分で、残りの半分が上記と同じアフィリエイト広告(大量)

上記のような、半分くらいは重複コンテンツというページでrel=”canonical” を指定したところ、検索結果から旧記事が消え、変わりに新記事がその順位に入れ替わるという、望むような結果となりました。

完全に重複というわけではないので、推奨する方法ではありませんし、重複ページを作る為に無理やり全記事に重複内容を詰め込むといった行為はナンセンスです。

そこで、ユーザーの為に内部リンクでrel=”nofollow”に使うのは悪か

rel="nofollow"を使いリンクジュースをコントロール

そこで、上記の図のように、記事Aや記事Bへ貼るリンクに rel=”nofollow” を付け、内部リンクがCにたくさん流れるように調整し、記事Cを検索結果へ表示させようというイメージです。

ただし、検索に出るページは必ずしも施策者が思うような動きをするわけではありませんので、rel=”canonical” のようにほぼ確実に思った結果になるわけではありません。

記事Aや記事Bへのリンクにrel=”nofollow” を付けるというのと同じ意味で、記事Aや記事Bへの内部リンクを貼らない という方法もありますが、トップページからその記事にアクセスできないとなると大変不便ですし、記事Cを見た人が記事Bや記事Aへアクセスしてもらう為にもリンクはあるに越したことはありません。

ただし、正しい使い方かどうかは不明な一つの手段として認識しておいてください

海外SEOブログで鈴木さんがマット・カッツの発言を発言を翻訳してくださっています。

nofollow属性をリンクに付けるのはどんなとき?

その内容を引用させて頂くと一つこの施策に引っかかる点がありました。

内部リンクにnofollowを付けるのはほとんど意味を成さない。なぜなら自分のサイトのページを信頼していないし保証しないということになるから。

これは確かに、問題がある気もしますよね。

「自分のページを信頼していないし、保証していないことになる」とマットカッツ氏は発言してらっしゃいますが、どう取るか非常に難しいところですね。

先の図の内部リンクにrel=”nofollow” を付けるというのは、記事Aや記事Bの内容を信頼していないわけではありません。(スパムなどではないという意味)

が、そんなに保証もしていません。

普通の人が読みたい記事は記事Cでしょうから、記事Cを評価しますし、記事Aや記事Bは古い情報なので、見たい人がすぐにアクセスできるようリンクは張ります。

別に検索エンジンを騙すわけでもなく、あくまでユーザーの為に行っています。

また、私はサイト内容の関連性、発リンクの関連性には相当こだわるタイプで、関連性を濃縮し続けながら記事を増やしていくとアクセスが増えると考えています。

実際に、私が管理している他のサイトの1つは関連性にこだわり尽くして1つのモノに対してのみの記事しか書いていませんし、記事に関連性のある発リンクであっても、そのサイト(ドメイン)がそれを専門にしているのであればリンクしますが、単一でちょろっと扱っている程度だと関連性にノイズが生じると考えrel=”nofollow” をつけています。

それは内部リンクに関しても同じことが言えます。

例えば、コンテンツの中に「鹿目まどか」と「円広志」のコンテンツがあった場合(普通そんな組み合わせのコンテンツはありませんし、互いをリンクすることもありませんが)内部を「まどか繋がり」でリンクする場合、片方は「魔法少女まどか☆マギカ」で、もう片方は「夢想花」です。

こんなのGoogleボットが関連性で混乱してしまうと思うわけです。

このリンクの張り方が正しいかどうかはわかりませんし、引用(紹介)しているのにrel=”nofollow” だとは何事だ。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それが、私が頭に思い描いている、関連性にこだわり尽くしたSEOの手法です。

ページランクスカルプティングと違う点は、リンクジュースを与えたくないのではなく、Googleは発リンクによる関連性もアルゴリズムに取り入れていると考え、発リンクによる関連性にいらぬノイズが入らない為に行っています。

マット・カッツがrel=”nofollow” は意味がないと発言したとはいえ、私は未だに内部リンクのrel=”nofollow” には一定の意味、使い方があると考えています。

この方法がGoogleが絶対に許さないスパムの手法だとなった時、新たな方法を考えようと思います。

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