先日もお伝えしましたが、Googleがペンギンアップデート2.0を導入しました。
しばらく様子を見てみましたが、日本でペンギンアップデートのスパムフィルターに引っかかったサイトはあまり多くはないようです。
もう少し凶暴なペンギンを期待していたのですが、下記の画像のように可愛らしいミニペンギンだったようです。
今回はペンギンアップデート2.0(SearchEngineLandの表記ではPenguin4)について解説されている優れた記事をピックアップしましたので、そのご紹介と感想をお送りいたします。
ペンギンアップデート2.0に関する記事を公開しているサイト
WEB戦略ラウンドナップ
WEB戦略ラウンドナップのペンギン・アップデート2(4)リリース/全世界に対応済み/2.3%に影響という記事で、ペンギンアップデート2.0の導入が解説されました。
ペンギンアップデート2.0の影響は国によって様々で、ウェブスパムの割合が高い言語を用いられているところほど大きな影響を受けるとのことです。
日本ではほとんど影響がなかったという意見がほとんどを占めていますので、日本では海外ほどスパムが多くはなかったと言えるのかもしれませんが、明らかなウェブスパムを行なっているサイトがなんの影響も受けずに上位表示されている事をみると、まだ上手に日本語のウェブスパムには対応ができていないのではないかと考えることができるかもしれません。
検索結果に反映されるまでにある程度時間差があるのかもしれないと考え、しばらく様子を見てみましたが、さほど動いている感触もありませんでしたので、ペンギン2.0はこのまま沈静化していくのではないでしょうか。
SEOJapan
SEOJapanではペンギンアップデート4の展開が始まるという記事と、Googleペンギンアップデート2.0の負け組リストという記事が投稿されています。
負け組リストの記事では、ペンギンアップデート2.0の影響を受けたサイトのリストが公開されており、ポルノ関係やゲーム関係のサイトが特に大きな影響を受けたとのことでした。
また、アメリカよりもドイツのほうがはるかに影響が大きかったとのことで、初代ペンギンでは捉えきれなかったドイツ語のスパムをうまくフィルタリングできるように進化したと考えられます。
やはり、ペンギン2.0は日本語に上手に対応出来ていない線が濃厚のような気もします。
もしそうであるのならば、今後のペンギンの進化に期待したいところです。
海外SEO情報ブログ
海外SEO情報ブログではGoogle、ペンギンアップデート2.0の実施を全世界で完了。順位変動は期待はずれ?という記事が公開されています。
今までのペンギンとの違いは、旧ペンギンがトップページへ向かうスパムリンクを見ていたのに比べ、ペンギン2.0は下層ページまで見るようになっているそうです。
またPenguin Spam Reportでペンギンから逃れたスパムサイトを報告することも出来るようです。
今回導入された、期待はずれ感が大きかったペンギン2.0は、第一段階として導入されており、更に厳しく調整することも可能だそうです。
まさか、これで終わるはずはないと信じたいところです。更に厳しく発動するペンギンの再導入が待たれます。
それに加え、ペンギン以外のスパム対策アルゴリズムも別に開発されているようですので、今回影響を受けなかったスパムサイトを葬り去ってくれる事を期待します。
SEMリサーチ
SEMリサーチではペンギンアップデート2.0の影響を受けた場合の対処法という記事が公開されています。
ペンギンアップデートから回復するには、リンクを取り除くだけではなく、良いリンクを新規獲得していく取り組みが重要です。
例えば、過剰な相互リンクでペンギンに捕まってしまった場合、更に相互リンクを増やしていくという方法ではなく、自然リンクや権威あるサイトからのリンク獲得を目指す方針に変えていって、良いリンクの比率を高めていくのが正解かとおもわれます。
SEOだけじゃない Web集客コラム
SEOだけじゃない Web集客コラムのペンギンアップデートがきたけどという記事も、ペンギンアップデート2.0が期待はずれだったことにガッカリされている事が伺えます。
今回のペンギンは、「次のペンギンは期待していてくれ」というアナウンスがあったため、非常に楽しみにされていた方も多かったのですが、実際にはほとんど影響がなかったというか、体感では日々の検索結果の変動と大差ないレベルでした。
とはいえ、スパムはいつかバレてしまう可能性があるわけです。
寝室に巨大な剣が細い紐で吊り下げられていることを想像しよう。
剣は重いので常に紐にはストレスがかかっている状況。
いつかは切れる。
それは、50年後かもしれないし、5年後かもしれないし、5ヵ月後かもしれないし、5日後かもしれないし、5時間後かもしれないし、5秒後かもしれない。その部屋で寝るということに対して対価として、毎日1万円づつもらえるとしたらどうだろう?
そんな部屋で寝たいですか?
いつスパムが見破られるかハラハラしながら過ごすのは、精神衛生上好ましくありません。
短期的に狙ったキーワードでの検索順位ばかりを気にするのではなく、検索者に尊敬されるようなサイト作りに努める事が重要です。
パシのSEOブログ
パシのSEOブログのペンギンアップデートが更新され世界中で大変動が起きなかった模様でも、今回のペンギンアップデート2.0が拍子抜けだったことが記事にされています。
確かに今回のペンギンはハードルを上げすぎた感がありましたね。
Googleのスパム対策は、同じ検索エンジンのBingと比較しても大変厳しいものですし、検索結果の向上への取り組みは評価できます。
しかし、日本でもスパムリンクで上位表示されているページはたくさんありますので、もう少しどうにかして欲しかったというのが本音です。
今回のペンギンは日本語が苦手なペンギンだった可能性や、あまりお腹を空かせていないペンギンだったのではないかとも考えられますので、腹を減らした日本語堪能なペンギンの登場を期待したいところです。
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